1.これまでの学習スタイル、学習時間、学習方針など
1回目は、独学でした。
受験を決意し、勉強を始めたのが3月です。市販の基本テキストと5年分の過去問を購入しましたが、基本テキストを読む時間はなく、4回程度過去問をまわし、丸覚えの状態で試験に臨みました。
当然法改正や白書などは全く勉強していませんし、その重要性も理解していませんでした。
結果は、選択23点、択一34点という成績でした。
過去5年間の過去問さえ丸暗記すれば、理解はしていなくとも半分はとれるのだということを実感しました
2回目は、理解をしなければ受からないと思い、専門学校に通いました。
わたしの場合は、独学で勉強するより、はるかに効率的に学習できたと思います。
どの講義においても「目からうろこ」の状態でした。
マンモスクラスだったので、なかなか質問もできなかったのですが、理解しにくい部分は、自分なりに無理やりでも論理立てて覚えるようにしました。
本当は”どんどん質問”する超積極型で進めていけばよかったのかもしれませんが、なかなかそうもできず、かわりに自分なりに理解・納得しうるよう工夫したということです。
2.合格の勝因、合格のため特に苦労したこと、受験生へのアドバイスなど
@自分自身の納得感
一番気をつけたことは「自分が納得しうる勉強方法を継続する」ということです。
細かく言うと「手を広げない」「繰り返す」「何故なのか自分なりに考えてみる」ということがありますが、大切なのは、自分自身が納得できた勉強方法かどうかということだと思います。
集中力が増し、迷いが生じにくくなります。
たとえば、私の例でいうと、まわりが皆答練にいそしんでいたころ、私は答練の授業自体をすべて捨てて、ひたすら自習室で過去問⇔テキストの往復作業に取り組んでいました。
過去問を解いてはテキストで確認。
テキストに注意事項を書き込み、そして次の過去問を解く。
この一連の作業を行うには恐ろしく時間がかかり、とても答練など取り組んでいる暇はなかったのです。
唯一、試験前に一般常識の答練のみチェックしました。一般常識だけは過去問だけでは通用しない場合はあることは皆さんご存知のとおりです。
法律の考え方ではなく、最新ニュースそのものをしらないと解けない問題がでるからです。
自分自身が納得した勉強方法であったので、不安や迷いはありませんでした。
Aスケジュールの策定
スケジュールをきちんと立てることが大切です。
専門学校のスケジュールに乗っかってはいけません。
もちろん、それが一番フィットするという方がいらっしゃるかもしれませんが、できれば2月ぐらいまでには、8月までの日割りスケジュールを作っておきたいものです。
予定なので変わっていいのです。むしろ都度リニューアルしていかねばなりません。
認識すべきは、どの程度時間が残っているのかスケジュール表上で自覚すること、どの程度当初の予定から変化してきている(遅れてきているか)自覚すること、その遅れを取り戻すには何をしないといけないのか深く考えることが大切です。
「どうせ計画なんか机上の空論だし・・・」と考えてはいけません。
自分に残された時間に対してどこまでできるのか、何を取捨選択すべきなのか、よく考えることが大切であり、
この計画がきちんと立てられた時点で、半分合格しているといっても過言ではないと思っています。
模試の点数に惑わされる必要もありません。私は模試の平均は30点台半ば程度でした。
どうして冷静でいられたか? それはやはりスケジュールをきちんと考えており、そのそのスケジュールに則れば、必ずや試験当日には合格レベルの力がついていると強く信じていたからです。
3.Tome塾の利用方法、感想など
とめ先生の無料メルマガをすべてアーカイブに保存しておき、解けない問題、或いは注意すべき解説の問題については、すべてアウトプットしてファイルに保管しておりました(一部テキストにも貼り付け)。
とめ先生の解説は、一味違います。切れ味鋭い解説、要するに本質に迫る解説なのです。
そもそも購読したきっかけは、とめさんの合格体験記を読んで「この人すごい!!」と感心したからです。
自分の勉強方法を考える上でも一考の価値がありますので、皆さんも読まれては如何でしょうか?
4.今後の予定、その他、
今度は、社労士の資格を生かしてどのように人生を作っていくのか、ライフスケジュールが必要だと思っています。
こればかりは一朝一夕にはできません。じっくり時間をかけ、単なる資格で終らせることのないよう、考えてゆきたいと思っています。
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まことさん
合格おめでとうございます。
まことさんの、自己の主体性に基づく学習態度、つまり、まわりにふりまわされないで、あくまでも自分のスケジュール、自分のスタイルを貫いて学習する。
これはすごいことです。これができる人は何事もうまくいく。私も見習いたいことです。
それに、「過去問⇔テキストの往復作業」
これこそ、私が最も推薦する学習方法です。
過去問で、自分の理解のあいまいさ、あやふやさを知る。そこのところを、基本書で徹底的に確認し、納得する。
そしてまた、過去問でその理解の正しさを確認する。
正解だったか、間違っていたかという結果だけを追っかけても仕方ありません。
解答に至るまでのスピードを上げようとするのも、逆効果といえます。
最も重要なのは「プロセスを充実させる」ことです。
過去問学習の進め方(択一式をもう一度確認してください。
まことさんは、これを忠実にやったといえます。 今後のご活躍を祈っております。 |
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