合格したよ

 てっちゃん : 大阪府、61歳男、会社員(建設会社に勤務)、受験歴2回
1. これまでの学習スタイル、学習時間、学習方針など  1年目
【学習時間】約800時間、11月から試験勉強を開始し、5月の連休明けから100時間/月のペース
【基本書】真島のわかる社労士(2006)、LEC出る順社労士基本書(2007)、社労士V・CD
【問題集】LEC出る順社労士選択式マスター、一問一答カード
【過去問】LEC出る順社労士過去問題集、Tome塾の過去問
【勉強方法】学校も職業も技術系で、法律等はまったくの門外漢であったため、最初は基本書を3回ほど読んで全体を理解することに心掛けました。その後は、過去問など問題中心に学習を進めました。
 
 Tome塾の過去問と問題集で正解できなかった問題をWORDに貼り付けて、自分用の問題集を作り、繰り返し解きました。また、社労士VのCDは通勤時間を利用して聞きました。何度も繰り返し聞くことによって、要点を押さえる事が出来て、非常に役に立ったとおもいます。
【成績】選択式30点(労災1点で足きり)、択一式50点(足きりなし)
 選択式のイージーミス。時間は充分あったのに、思い込みで見直しが不十分でした。
 試験本番まで、模擬試験などを受けた経験がなかったため、試験場の雰囲気、時間配分等が良くわかっていなかった。
 結果として、労災の選択式で1点のため足きりで不合格。

(2年目)
【学習時間】約450時間、11月から試験勉強を開始し、最終の1か月は170時間
【基本書】うかるぞ社労士(2008)、社労士V・CD
【問題集】問題集は購入せず。社労士Vの問題のみを行う。
【過去問】Tome塾の過去問

【勉強方法】基本的には、前年と同様、過去問中心に学習をしました。
 また、問題集は購入せず、毎月の社労士VとTome塾の過去問のみに集中し、手を広げないこととしました。
 前年と同様に社労士VのCDは通勤時に繰り返し聞きました。
 法改正、要点整理には役に立ったと思います。また、どうしても難しい科目に時間を掛けがちになるので、学習した時間を記録し、学習が偏らないように気をつけるようにしました。特に、前回失敗した労働関係の時間を少なくなる傾向があるので注意しました。
 2月頃までは、40時間/月程度で学習を進めていましたが、3月に人間ドックで癌が見つかり、4月に手術をした為、3~4月は中断状態。
 また、耐震偽装の関係で新しく作られた構造設計1級建築士の講習が7月下旬に行われることとなったため、6~7月は構造設計1級建築士の勉強で中断。
 結局、3月以降は開店休業状態となってしまいました。このため、今年の受験は中止しようかとも思いましたが、模擬試験のつもりで受ければいいやと考え受験を申し込みました。
 最終の1ヶ月は、WORDに貼り付けた自分用の問題集と法改正を中心に学習し、幸いなことに合格することが出来ました。
【成績】選択式30点(足きりなし)、択一式56点(足きりなし)

2.合格の勝因、合格のため特に苦労したこと、受験生へのアドバイスなど
 (合格の勝因)
 問題集などはあまり手を広げず、教材を絞り込んで繰り返し学習したことが良かったと思います。
 2年目は、社労士VとTome塾に絞り繰り返し学習しました。
 また、問題を解くときは、正誤にこだわるよりも、その理由・解説を理解するようにしました。

(苦労したこと)
 法改正に伴う変更点を理解するのに苦労しました。しかし、Tome塾を学習することで十分対応できたとおもいます。

(アドバイス)
 難しい問題はみんな難しいんだ、と割り切って深追いしないこと。
 時間のわりに、学習の効果(得点できるという意味)では、効率が悪くなります。
 そのかわり、基本的な部分は取りこぼしのないように繰り返し学習することが重要だと思います。

3.Tome塾の利用方法、感想など
 解説がしつこいくらいに丁寧に書かれていて、私には非常に理解しやすかった。
 丸暗記ではなく理解するのに役立ちました。
 また、法律条文ともリンクできるようになっていて、使いやすかったです。

4.今後の予定
 思いがけなく、社労士に合格することが出来ました。
 60歳を機に、今までの職業とまったく違った分野に関わっていきたいと考えていましたので、開業を目指したいと思っています。


 
 てっちゃん
 合格おめでとうございます。
 てっちゃんの学習方法は私がまさにお勧めしている通りのような気がします。

 ・教材を基本書と過去問にを絞り込んで繰り返し学習する。
 ・問題集や模擬試験に振り回されない。(私も模擬試験を1回も受けなかった。
   しかし、今では1回だけ受けて、時間配分の練習をする(試験結果などはどうでもよいと気にしない)ことをお勧めしています。
 ・通勤時などには、CD(私の場合はカセットテープ)を利用する。
  耳からの情報は、細かいことは無理だとしても、いつまでも体のどこかに残っているものです。
 ・各科目とも同じようなウエイトで学習すること。苦手であっても得意であっても特定な科目にこだわらないこと。
 ・問題を解くときは、正誤にこだわるよりも、その理由・解説を理解すること。
 ただし、いくらつっこんでみても理屈などないものもたくさんあります。その場合はさっさと切替えて、丸暗記することも重要です。
 
  私は、丸暗記つめこみの学習も非常に重視しています。
 理論(理屈)+お経(丸暗記)
を1セットにした学習法です。

 ・それにしても2年目の出来事は鮮烈でしたね。
 ハイレベルでの合格は、最後の1か月の集中力の賜物だと思います。
 おそらく、理屈もお経もすべて丸のみしてしまう勢いだった、ように感じます。

 その勢いで、今後の活躍を祈っています。

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