合格したよ

 ささみ : 埼玉県、67歳男、元地方公務員、受験歴5回 
1. これまでの学習スタイル、学習時間など
 22年試験:ユーキャン速習基本書を通勤途上で4月下旬から読み、受験。試験会場の見学程度で終わった。
 23年試験:ユーキャン通信講座を一通り終え受験したが、甘かった。
 24年試験:受験するからには合格、合格するにはとLECに通学し合格できるかもと思ったが、春先から夏にかけて学習した年金科目が生半可で力不足だった。
 25年試験:LECの新実力完成講座を受講し、択一式を終え今年は合格と思いきや、例の選択式で撃沈した。
 26年試験:基本事項の確認と自分の失点の傾向を見極め、弱点補強に努めた。その結果大きな失敗もなく合格できた。
 上記の講座のほか、24年と26年についてはユーキャンの直前対策講座(CD)を受講した。
 26年については、これまでのテキストに法改正部分(Tome塾情報を活用)を記載しながら復習した。
 また、過去問や模擬試験(LEC全国公開模試、TACの公開模試)の正解できなかった問題に特に力を入れて復習することで、弱点を補強した。
 
2.合格の勝因、合格のため特に苦労したこと、受験生へのアドバイスなど 
 決定的なものは無いと考える。
 基本的な事項を的確に理解し、整理しながらinputし、限られた時間の中で正確にoutputできるかである。
 正誤を見極めるスピード(それはinputされている情報との突き合わせであり、チェックのスピード、つまり頭の回転のスピードではなかろうか)を上げる訓練を自分に適した方法で行うことも必要と思う。
 特に、私の場合、「若いときはこんなものではなかったのになー・・・」と思えたので、自分が躓きがちな選択肢の傾向に注意しながら、過去問や模擬試験をを復習した。 
 
3.Tome塾の利用方法、感想など
 自分の疑問を予備校のテキストを読んで解消できないときに、Tome塾にアクセスした。
 かなり詳細な情報が掲載されているのでありがたかった。
 
4.今後の予定、その他
  今後の予定は決まっていないが、できれば開業登録の方向で検討してみたい。
 
 ささみさん 合格おめでとうございます。
 「合格に決定的なものは無いと考える。基本的な事項を的確に理解し、整理しながらinputし、限られた時間の中で正確にoutputできるかである」とありますが、まさにその通りです。
 「正誤を見極めるスピード」については、私はこれまであまり言及してこなかったです。学習の段階では、正解にたどりつく時間についてはあまり気にする必要はありません。
 むしろ、早く答えを出そうとして、しかも運よく(私の言葉でいえば運悪く)正解になった場合は、過去問学習の意味はあまりないことになります。(そこで、その問題は完結した、解決したと勘違いするからです) 
 むしろ、関連事項を確認するために解答時間が長くかかったり、運よく間違えたりする方が、過去問学習をやったかいがあるのです。
 このように、学習段階ではむしろじっくり取り組むのがよいのですが、いざ本番となると、即断即決が求められることになります。
 そこのところの矛盾をどう解決するかが合格の秘訣でもあるのです。
 ささみさんは、意識して自分なりにギャップを埋めようと努め、その結果が合格に結びついたと考えます。
 このギャップを埋める一つの重要なヒントが、論点の明確化であり、国語力の強化です。この点については、年齢の要素はあまりないと思います。
 まだまだ、時間は残っていますから、開業登録その他の方法で、これまでの知識と経験を生かす道を探し、前進して下さい。
 今後のご活躍を祈っております。

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